ここ数年のうち、
思いがけず進んだこと、
それは、p、pp の開拓。
大きなきっかけとなったのは、
その響きに独特な特徴のある、
某メーカーのピアノに、
本番で何度かあたったこと。
一方、それ以前、
私の最も大きな興味の対象だった、
f、ff についてはどうだろう…?
当然、p、pp が変われば、
f、ff への要求が変化する。
今、もっともっと、
以前にも増して、
度肝を抜くようにすっぱ抜ける、
強烈な低音が欲しい。
もっと言うなら、
そんな低音を持った楽器に出会いたい。
ピアノの進化発展は、
目覚ましい速度で進む。
ついていけないなぁと思うこと、
しばしば…
低音探しの旅が、再度始まる。