pp(ピアニッシモ)への開眼

3月某所での演奏会以来、

PPの音色を、

飽きもせず探し回る自分がいます。

 

私のディナーミックへの興味の中心は、

若いころから今日までずっと、

f,ffへの飽くなき追及だったけれど、

p,ppに絶妙な反応を示すあの楽器が、

興味の方向を一気に転換してくれた。

当然それは、

作る曲にも大きな影響を与える。

 

作曲家が、

新しい可能性を持つ楽器に出会い、

それに触発されて名曲を残した・・・。

そんな逸話が数多くあるけれど、

つまりあれは、

こういうことだったんだろうな…と、

練習の手を止めては、

思い返す今日この頃…。