所謂、演奏家との合わせの楽しみ、
それは、音を合わせることよりも、
むしろ会話の中にある。
先日も、合わせをしながら、
止まらなくなってしまったお喋りの中で、
私の中で興味の筆頭の一つである、
“音律” に関する、
宝物のようなお話を伺った。
その詳細を、
ここに書くわけにはいかないけれど、
究極の秘密とは、
魔法のような特殊なものではなく、
意外に単純な、
誰もが知っていることの中に、
普通に存在しているのだという事実に、
身震いする思いだった。
足元のことを大切にせよ!
今は亡き恩師が、
徹底的に私に仕込んでくれたこと。
それを、もう一度思い起こしながら、
さらなる精進をと思う、今日この頃。
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